晴れときどき育児 〜適当気ままに発達障害児を育てよう日記〜

ADHDとアスペルガーの複合型と診断された息子にーにと、定型?の娘ちょろを育てる二児の母。意識していないと子供のことを忘れてしまうため、ブログはじめました。よろしくお願いします。

私のこと その1

そのうち書こう書こうと思っていたんですが、別に書く必要もないかなと放置していた自分のこと。
やっぱり一応、参考になる部分もあるかもしれないので書いておきますね。
きちんと診断を受けていないし、確実に自閉圏とは言えないんですが、違うとしてもかなりグレーゾーンにいると思います。
重い話が苦手な方は、この先は読まないほうがいいかもです。
不快な気分になる記述も多くあると思うので、それでも読みたいと思う方だけどうぞです。
 
まず最初に、私は笑いが大好きです。
冗談を言ったり、バラエティを笑い声をあげて観るのも好きです。
しかし、そういう「笑うぞー!」と意気込んでる時以外は、基本、無表情です。
顔の筋肉を動かすのはエネルギーがいるんですよね。だから疲れた時は端から見て声をかけづらいくらい無表情なようです。

「あんたは小さい時、全然笑わなくてね。ずっと無表情で心配したもんだよ。この子には感情がないのかってね」
 
両親、祖父母からよく言われた言葉です。
私はけっこう感情的なほうだと思うので、小さい時は多分、単純に顔の筋肉を動かす力がなかっただけでしょうけどね。
 
ただ、確かに、自分には足りない感情があるとよく感じます。
いわゆる「情」というやつでしょうか。
思いやりとか優しさとか、親しみとか、そういう感情が人より薄い気がします。
というより、他人にあまり関心がない。
例えば、芸能人の名前をまったく覚えません。
他のママと話すといつも疑問なのですが、芸能人の誰々が何々をした、という話。
なぜ他人のことをそんなに覚えていられるのか、興味を持てるのか、いつも不思議です。
他人に必要以上に関心を持つ人が、私は苦手です。
 
だから若い時、男の人に告白されたり、アピールされたりということも何度かありましたが、私は自分に興味を持つ男が気持ち悪くて仕方なかったです。
「本当の愛が欲しい」と泣く女もよくわかりません。
「愛」ってなんだ?人間は利害関係でつながりあってるもんでしょ?
今でも実は愛がよくわかりません。
私は親にさえ、愛して欲しいと思ったことはないのです。
 
さて、そんな私ですが、結婚して子供を産みました。
理由は「子孫を残すのがメスとして最高の仕事」と思ったからです。
結婚相手の男性は、私にあまり関心がなく、結婚してもうるさくなさそうな人を選びました。
「声が聞きたかった」という理由で電話してきたり、「俺のことどう思ってんの?」とか聞かれたりすると、私は一気にその人を嫌いになってしまいます。
だからなるべく感情の薄い、ロボットのような今の旦那と結婚しました。
そうです。旦那と私は、とてもよく似ているのです。
  
そして生まれた子供たち。
私は何度も目を疑いました。
「これは本当に自分の子か?」
呆れるぐらいに感情的なのです。そして甘えん坊。
私の愛をいつでも欲し、「ママが大好き」と毎日抱きついてきます。
昔ならその瞬間に私は引いてしまっていたでしょう。「私が大好き?なに言ってんだこいつ?」と。
だけど不思議なことに、大好きと言われるのが悪い気はしないのです。
自分の一部だから?他人じゃないから?理由はよくわかりません。
でも多分、私もこの子たちが好き。愛ってこういうものなのかも、と思えるようになってきました。
  
ようやく私も人並みになったような気がします。
だけど気を抜くと、いつもの無関心な自分に戻ってしまいそうで、育児が大変な時は特に不安です。
「疲れた!もうママやめたい!」とカンペキに切れてしまったら、その瞬間から私は、冗談ごとではなく家族を捨ててしまいそう。常にそんな自分がどこかにいるのです。
 
自分一人で自由だったころが懐かしい・・・。
 
親しい友人は当然いません。
悩みを人に聞いて欲しい時はあるけれど、聞いてもらってその後、その人と長い付き合いになるかというと、悩みを自己解決した後はもう連絡もしなくなったりします。
 
「情が薄い」
 
自分でもどうしようもない、裏の自分。これがまず、ひとつめの私です。