晴れときどき育児 〜適当気ままに発達障害児を育てよう日記〜

ADHDとアスペルガーの複合型と診断された息子にーにと、定型?の娘ちょろを育てる二児の母。意識していないと子供のことを忘れてしまうため、ブログはじめました。よろしくお願いします。

「私は君を助けたいと思っている」

我が家はゲーム一日一時間という決まりがあります。
昨日は模試を頑張ったのでご褒美として二時間にしてあげましたが、約束の時間を過ぎてもやっぱり終わらないにーに。
「もうやめる時間だよ」、「無理!」と頭から拒否。
説教タイムの始まりです。(もちろんゲームを一度セーブさせてから)

「三年、四年と、今まで頑張ってきたことを思い出してごらん。五年生になって、忘れて戻ってしまってることがあるよね」

「言われたことをすぐに忘れる。気分がのらない時がある。癇癪起こして何もできない時もある。みんなと同じようにしたいのに、できない時があることはわかってる。そういうのは、お父さんとお母さん、全力でサポートしようと思ってる。できなくても気にしないで。また頑張ろうねって」

「だけど、頑張ろうとも思っていない子は助けようがない。一体君は、本当にみんなと同じようになりたいと思ってる?」

くどくど説教した末、「ごめんなさい。僕、普通クラスでいきたい。だから頑張る」となんとか勉強に移行。
最近増えてきた、先生への反抗的態度や、宿題の未提出などを改善するとついでに約束させました。
覚えているのはせいぜい一日くらいでしょうが・・・。

しかし、丁寧に話せばきちんと聞いてくれる素直さは息子のいいところ。
なのに何故、学校では指示通りに動けないのか・・・。
学校の先生たちは息子の信頼を得ていない?

ふと思いました。

「もしかして先生たち、君を助けたいと思っているって息子に伝えていない?」

にーにのようなアスペっ子には多いと思いますが、言葉をストレートにしか受け取れず、裏を読むとかできない特性。
自分の真摯な姿を見せれば、君の味方なんだとわかってくれるはず──。
無意識にそう思って、偽善的なくさい言葉を口に出すことをためらってたりしていないか?

もしそうだとしたらそれは甘い。
少なくとも私やにーには、言葉にされていないことはわかりません。
教えられていないことは知らないのです。
そして伝える時は、ストレートな言葉でないと誤解します。
ただ真摯なだけでは、「こいつは自分にやりたくない事をやらせるために必死な怖い人だ」と敵認定。
もはや聞く耳もたなくなります。

なのでまず何よりも先に、「私は君を助けたいと思っている」と、何度も伝えることが大事。
警戒を解いてくれるまで、この言葉は話のそこかしこに散りばめます。
猜疑心の強い子には逆効果だったりもするでしょうが、にーにのように根が素直な子は心に沁みてくれることも多いと思います。

ちゃんと伝えているか、今度の個人面談の時に聞いてみようかな。